キャリアスキル体験 2025.11.15

A. 組換えタンパク質をとってみよう(生物資源管理学科)
大腸菌で発現させたHisタグ付き緑色蛍光タンパク質をカラムクロマトグラフィーで精製しました。タンパク質用の電気泳動装置や濃度測定用プレートリーダーなども見学し、欲しいタンパク質を大量生産する技術の流れを勉強しました。


B. 心音から読み解く人体のふしぎ―聴診でさぐる循環の世界― (人間看護学科)
人間看護学科の「心音から読み解く人体のふしぎ」では、小・中・高校生とそのご家族、あわせて14名の方にご参加いただきました。
心臓の機能と仕組みについて、学部生への授業と同じような内容を実施しました。体験では、聴診器・医療訓練用シミュレータを使用し、心臓が悪い方の心音等を聴いていただきました。


C.クリーンルームに入って半導体プロセスを体験しよう(電子システム工学科)
スマホやタブレット端末など、身近な電子機器を支える半導体デバイスについて、その歴史や微細化の必要性、作製方法について学んだ後、簡易的なマスク作り、フォトリソグラフィ、真空蒸着とリフトオフ、金属薄膜のエッチングなど、 実際の半導体作製プロセスを体験しました。


D. ライントレースロボットを動かしてみよう(機械システム工学科)
ロボットを動かすプログラムの作成を通して、簡単なプログラミングを体験いただきました。黒いテープでコースを作り、コースに沿って走行するよう、試行錯誤しながらプログラムを作る楽しさを味わっていただくことが出来ました。


E.「おいしく・バランス良く」を実現する非常食を考えよう(生活栄養学科)
公益社団法人滋賀県栄養士会(JDA-DATしが)と協力し、中「非常食・災害食」テーマにセミナーを実施しました。非常食について講演いただいたほか、災害支援緊急車両JDA-DAT号を用いた災害時の調理も実演されました。実演後には参加者とともに試食を行い災害時の食支援に対する理解を深める機会となりました。


F.ペットボトルの材料化学 ー進化と環境問題・リサイクルー(材料化学科)
中高生とそのご家族あわせて11名の方に参加いただき実施しました。様々な高分子の結晶がみせる構造を顕微鏡で観察するとともに、ボトル部位の材質や性質を測定する実験を行い、ペットボトルに込められた技術とリサイクルの課題について学びました。


参加者からの感想・参考になった点等
- 知識と実技が連動しており、大学の授業を実際に受けているみたいだった。
- 研究をする中で、社会に貢献する内容選びや結果が出るまでは大変な道だけれども成果が出た時の嬉しさがわかりました。また、実験を通して今まで知らなかったことの証明ができた喜びを感じることがわかりました。高校での理系は知識をつめる勉強だらけなので、それを活用する実験や活動をしていきたいと感じるようになりました。
- やっぱり科学って面白いなって思った。
- 実際に体験する取り組みもあったり、専門用語を踏まえた説明であったりととても興味深い講義でした。
- 理系に前向きになれた。
- 理系と決めていたけれども少し悩んでいる部分やしんどいことが多いと思っていたけれども、理系の楽しさを感じることができました!また、実際に実験者の意見を聞くことができ嬉しかったです!ありがとうございました!
- 今回の実験では私自身の将来にも重なる部分があったので、そういった点で多くの知見を得ることができました。
(一部、抜粋させていただきました)
ご参加いただきました皆様ありがとうございました。